昨日、京都の金剛定期能に又三郎家がお声を掛けていただきまして、私は右近の間狂言(末社の神)を勤めてまいりました。
末社が舞う三段の舞、じつはあまり私は機会がなく、今回が3回目(三番叟は4回なのに)でした。で、お笛が藤田流、一噌流、森田流と一回ずつ。毎回少しずつ違うので緊張しましたし、これでいくらか安心できました。
狂言各流派の舞がどれくらい違うのかよくわからないので、お囃子方に伝えるべき情報も手探りなのですが、「呂が3、3、2、2」というのを覚えました。私が「えーと、2巡2巡1巡1巡です」と、地の数(繰返し部分)で認識していたものを、「やっぱり3322や」と。お笛が吹く「呂」という旋律で数えるそうです。勉強になりました。
もっとも藤田流は1巡が短いので、多分…7755?どう表現するとよいのか、いずれ確認したいと思います。