日付変わっての昨夜は、三年前に40歳で亡くなった狂言師、善竹富太郎さんのお別れ会が雅敘園で行われました。当初からお別れ会の予告はされていたものの、時節がらようやくの開催で、ご遺族にとって大きな一区切りであったことと思います。
狂言師のなかには根っからの狂言師というようなひとも何人かいて、富太郎さんもそういう一人でした。
私などは好きだからやっているものの、向いているかといわれれば自信は無し。彼の訃報を聞いたときには、私などがやっていてよいのだろうかと思いました。今日もそれを思い出していました。
それでも私がやらせていただけるのだから、精一杯やらなければ申し訳がないと、気持ちを改めて帰路に着きました。