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やるまい会名古屋公演が終わって

信朗くんの釣狐、私の後見と、小舞通円の地頭、まず無事に済みました。後見としては、もしものことも考えて、昨夜も遅くまで台本を見直していましたが、申合せより良くできて、まぁ他人事ではありますので、単純に嬉しいです。

自分が披いたときは「明日にでもやり直したい」と思いましたし、その話をしたら又三郎師が「自分は演じている最中から思った」と仰っていましたが、信朗くんは終演後に「達成感がある」と言っていたので、だいぶ違ったようです。とくに今日に向けて禁欲的なこともしなかったそうで、自他共に認めるマイペース人間の強みでしょうか。

といっても気をゆるめず、秋の東京公演までさらに稽古をして、一段とよい舞台にしてほしいものです。

今日は先代の十七回忌追善公演、今年亡くなられた先代の奥様の追善としても、よい手向けになったこととおもいます。