· 

鉢叩と川上の稽古

今日は狂言やるまい会(10/9国立能楽堂)で上演する『鉢叩』の稽古。野村万蔵家のよろず舞台へ、又三郎家6人お邪魔してきました。万蔵家の6人と合わせて12人の賑やかな舞台です。
鉢叩は、二十年以上前に楽屋から拝見したきりですが、踊り念仏がとても印象深くて、年数の割りには記憶に残っていました。
又三郎家だけではちょっと出来ない曲、よい経験になります。

 

それから場所を移して又三郎家の東京稽古。ようやく『川上』に取りかかってもらえました。
丁寧にしなくてはいけないけれど、湿っぽくなると違う気がする。
夫婦の気持ちの揃うところ、少しすれ違うところ、いろいろと考えさせる曲。
この妻の役をもらえたのは本当に有難い。