明後日、2月25日は立合狂言会です。十周年記念会。野村信朗シテの「三本柱」に出演します。
十番勝負の最初なので、あとは他家を拝見できるのが楽しみです。立合狂言会の始まりは、各家で対応をさぐりあうような雰囲気もあったようですが、緊張感もなかなかのものでした。私はもう卒業のはず。狂言界の風通しはよく、立合の気持ちはいつまでも続いて欲しいと願いつつ、最後まで勉強のつもりで参ります。
小道具の柱は、私が作りました。柱は流派によって違いがありまして、狂言共同社の手斧目のついた角材は最高級品かと思いますが、又三郎家は反対に、伐りたてほやほやの丸太です。気にしていただけたら嬉しく思います。
三人の冠者の、柱の持ち方の「正解」は、さすがにどの流派も同じ。と思いきや、とある本に別解を発見してしまいました。
演技はしにくそうですが、狭い場所でできる利点があるので、どうしてもというときはこれでもいいでしょうか。