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馬瀬狂言の世界

今日から、昭和女子大学図書館で「馬瀬狂言の世界」という展示が始まっています。

https://www.swu.ac.jp/news/nid00007877.html


馬瀬狂言は伊勢市の祭礼で行われている狂言で、野村又三郎家とも縁が深いと考えられています。長年研究されている日本文学科の山本晶子先生と、学生たちによる企画。貴重な古写本が多数展示され、台本の系統や上演記録などから読み取れる、馬瀬狂言の特徴などがくわしく説明されています。

又三郎家の伝承を補強する意味でも、山本先生の研究はたいへん興味深いです。


そして今日は、馬瀬狂言保存会の方たちを招いての公演もありました。

演目は、野村小三郎玉泉が創作した長久楽、文荷、棒縛。同じところ違うところ、それぞれ観察しながらも、思わぬところで笑えたり、けっこう楽しめました。


保存会会員の年代はバランスは良いようですが、人数としては十分でないそうです。安心して伝承されるよう、今日の催しもきっかけに注目されてほしいものです。